バイオディーゼル燃料

浜農場では、バイオディーゼルの製造機を設置し、CO2を排出しない環境農業を目指します。

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 浜農場は数年前から、農作業時の消費電力を細かく記録するなど、Co2排出をはじめ・農業を取り巻く環境について考え、電力、軽油などの燃料の削減に努めてきました。

そして一昨年より、バイオディーゼル(BDF = Bio Diesel Fuel)燃料の製造、利用の実践を目指して活動してきました。

近隣の市町村の施設へ見学をしたり、食のイベントに参加し協力店を募集したり、環境に関わる法規や補助事業などの資料にも目を通し、施設の改修をし実現に向けて数々のステップを踏み、いよいよ2010年より、施設を稼働させることができる段階までにいたりました。

詳細については、11月に市民タイムスに掲載された記事を、掲載いたしますので、以下の「続きを読む」をご覧ください。

 

浜農場の、環境農業・低炭素農業にご理解いただき、廃食油をご提供くださる店舗様を募集しております。

回収の都合がございますので、松本市内~安曇野市豊科のあたりで、ご協力いただける方は、メールまで、ご連絡ください。

 

市民タイムス11月18日(水)の記事より(全文)

 バイオ燃料で農業経営

松本の浜農場 年間3万リットル生産計画

米や大豆を中心に栽培している浜農場(松本市島内)は、廃食油を再利用するバイオディーゼル燃料(BDF)の製造を計画している。
来年1月にも製造機を稼働させ、自社で使う農機具の燃料として活用し、地球温暖化の原因とされる二酸化炭素(Co2)排出量の削減につなげる。
環境保全型農業の新しい取り組みとして定着させる考えだ。

Co2排出権取引も

同社の農業用倉庫に1日に100リットルを製造できるBDF製造機を1台設置する。
松本市内の飲食店やスーパーから廃食油を有償で引き取り、原料にする。年間300日稼働させ、3万リットルを生産する計画で、専用車で20~30店舗を回って廃食油を回収する。県の廃棄物条例に基づく許可申請の手続きを進めている。

BDFの生産コストは、1リットル当たり100円程度で、軽油を買うより割高となる。温室効果ガスの削減目標を定めた京都議定書で認定された「Co2排出権取引」の制度を活用し、削減分を排出権と米や大豆をセットにして企業などに販売することを検討しており、農業経営に役立てる考えだ。

同社はトラクターやコンバインなどを15台ほど所有し、年間約1万リットルの軽油を使っている。全量をBDFに替えた場合、年間に一般家庭4.8世帯分に相当する2万6000キロのCo2を削減できる見込みだ。

浜幾郎社長は、BDF製造について「商売にはならないが、(Co2削減を)当たり前のこととして考えなくてはいけない時代になった。化石燃料に頼る農業経営は不安定さもある」としている。

BDFの販売はしない方針だが、自社で使いきれない分は、地元の集落営農組織の農機具に活用するなどを想定しており「環境に配慮して生産した農産物として特色を打ち出せるのでは」としている。BDFの原料となるナタネやヒマワリの栽培も本格化させる考えだ。


(取材記事・渕上健太氏)